ご参考
低インスリンダイエットの仕組みとGI値について

(1) 血糖値とインスリンの関係=糖の体内吸収の仕組み 
  摂取された炭水化物(穀物や砂糖など)は、小腸で分解されブドウ糖(グルコース)の形となり血液に取り入れられ血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、血糖値を一定に保つためにインスリンというホルモンが膵臓から分泌されます。
  インスリンの主な働きは、筋肉や肝臓などで糖やアミノ酸の取り込みを促進し、筋肉内の貯蔵物質であるグリコーゲンや蛋白質の合成を促進します。インスリンは本来人間の営みに欠かせない重要なホルモンです。
  血糖値の上昇が穏やかだと、インスリンの働きで細胞内や肝臓等に取り込まれたブドウ糖の量は少ないため、取り込み量の限度を超えることはありません。
  しかしブドウ糖の取り込み量には限界があり、急激に血糖値が上がった場合はブドウ糖の一部が取り込みきれずに余った状態になります。
  その場合はインスリンのもう一つの働きである余った血液中の糖を脂肪に変換・合成するという作用が働き、余ったブドウ糖が脂肪細胞に取り込まれる結果、肥満につながりやすくなります。
  つまり血糖値を急激に上昇させるような炭水化物や多量の炭水化物を摂取すると脂肪が蓄積しやすいと言えます。
(2) GI(Glycemic Index=グリセミックインデックス)値とは
  食後の血糖値の上昇度合いを数値化したものが、GI値。基準食(通常はブドウ糖)の血糖上昇値を100とした相対値で表します。GI値が大きいほど食後の血糖値が上昇しやすく、インスリンの血中濃度も高まります。食物の種類や調理法により、同じカロリーのものを食べてもGI値は異なります。
  研究機関により発表されているGI値には若干の差があります。これは、基準食の差異と被験者の差異によるものです。低インスリンダイエットを日本で広めたHSL健康研究所の永田孝行所長の数値を紹介します。
    <主要食品のGI値>
食 品 GI値 食 品 GI値 食 品 GI値
 白 米 88  食パン 95  上白糖 99
 うどん 85  フランスパン 95  キャラメル 86
 パスタ 65  コーンフレーク 75  ホットケーキ 80
 玄 米 55  全粒粉パン 50  クッキー 77
 蕎 麦 54  小 豆 45  アイスクリーム 65
 パスタ(全粒粉) 50  大 豆 30  牛 乳 25
  精白された白米や食パンよりも、精製されていない玄米や全粒粉パンのほうが、GI値が低いことがわかります。玄米や全粒粉パンは、新陳代謝を活発にするビタミン類やミネラル、コレステロールを低下させる食物繊維を豊富に含むからです。
  また、食べ物の組み合わせによってもGI値が変わります。糖質と牛乳の組み合わせ、米・麦と大豆の組み合わせはGI値を低くします。
(3) 低インスリンダイエット
  GI値が低い食事は血液中のブドウ糖の濃度が急にはあがりにくく、身体の中でうまくブドウ糖が消費されるので、余剰なブドウ糖は発生しにくくインスリン濃度も低いと言えます。もちろん脂肪はつきにくいのです。 従って、GI値の低い食物を上手に摂取することが低インスリンダイエットの基本となります。また、GI値が低い食べ物は吸収も穏やかで腹持ちが良いのも利点です。
  低GI値の食事は、食後にゆっくりと血糖値が上昇しゆっくりと下降するため、満腹感が持続します。反対に、高GI値の食事は、血糖値の上昇と下降が急速に進むため、空腹になりやすく過食になりがちです。
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