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2005年 4月 21日リリース
江崎グリコ株式会社
王子コーンスターチ株式会社
王子コーンスターチに食品素材「ポスカ」専用プラントが完成
水溶性カルシウム素材として両社から販売開始

 

 江崎グリコ株式会社(本社:大阪市西淀川区 / 社長:江崎勝久)と王子コーンスターチ株式会社(本社:東京都中央区 / 社長:大宝邦和)は江崎グリコが物質を開発し、王子コーンスターチが量産化技術を開発・確立した食品素材ポスカ(POs-Ca:リン酸化オリゴ糖カルシウム)を、水溶性カルシウム素材として2005年5月より一般の食品ユーザー向けに販売を開始します(歯の再石灰化用途を除く)。
   
 食品素材ポスカの製造元である王子コーンスターチはこの素材の製造拠点である同社北海道工場(北海道砂川市)内にポスカの量産プラントを建設、2005年5月より本格稼動の予定です。同社と総発売元である江崎グリコでは、一般ユーザーへの供給体制が整ったとの判断からそれぞれ一般向け販売に踏み切ることとしました。

 食品素材ポスカは現在江崎グリコが販売している機能性ガム「ポスカム」(特定保健用食品)の関与成分となっており、口腔内に於いて高い歯の再石灰化機能を有しています。
 一方、ポスカは同時に非常に高い水溶性を持ち、吸収性のよいカルシウム素材でもあります。さらに、ポスカを他の不溶性カルシウム素材と混合使用することで、全体のカルシウム吸収率を上げる効果も認められました。

 このたび両社は一般ユーザーに向けて、水溶性カルシウム素材用途での販売を開始するものです。カルシウム素材の用途としてはカルシウム強化飲料やカルシウム強化食品、またカルシウムを特に必要とする乳幼児や高齢者向け食品への応用が期待されています。

 販売に関しては両社それぞれの強みを生かし、王子コーンスターチは飲料分野、栄養補助食品分野を中心に、また江崎グリコは一般食品、健康食品を中心に販売していく予定です。これにより、機能性食品素材としてポテンシャルの高いポスカの食品市場への普及を目指していきます。なお歯の再石灰化用途については、江崎グリコの商品政策上、現在のところ販売する予定はありません。

 ポスカの原料は北海道で生産された国産の馬鈴薯を原料として生産されています。この素材を構成する成分が馬鈴薯に含まれる成分であることから、使用量に制限のない食品扱いとなっており、食品添加物のような使用量の制限はありません。
 その意味では、非常に安全性の高い機能性食品素材ということがいえます。

 ポスカの構成成分であるリン酸化オリゴ糖カルシウムは、江崎グリコと王子コーンスターチが北海道の馬鈴薯澱粉から異性化糖を製造する過程で生成される成分の中から発見したもので、これを分離精製することで生産されます。
 現在、世界中で馬鈴薯澱粉のみから異性化糖を生産している工場は極めて限られており、その意味では、北海道の国産馬鈴薯澱粉から生産される独自の高付加価値素材として、北海道内での使用やポスカを使用した製品の北海道内での普及にも王子コーンスターチとして力を入れていくことを考えております。

 なお、ポスカは2005年4月26日から開催されるifia JAPAN 2005(第10回 国際食品素材/添加物展)に出展します。

★☆ご参考☆★<カルシウム素材のCa含量及び水に対する溶解度>
食品扱い(使用量の制限なし) Ca含量(%) 溶解度(g/100ml)
ポスカ45(Ca4.5%含量製品)
乳清カルシウム(例)
4.5
18.0
70以上
1以下
食品添加物扱い(使用量制限:Caとして1%以下)
乳酸カルシウム
グルコン酸カルシウム
炭酸カルシウム
13.0
9.0
40.0
5
3
0.0014
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